派遣禁止で「日雇い不況」も(2008/7/22)
【記事へのリンク】
派遣禁止で「日雇い不況」も(日経BP・2008/7/22)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080717/165631/?P=1
【内容の要約】
日雇い派遣が禁止される方向で、与野党ともに禁止に向けた法案を準備しています。
この記事は派遣業界だけを「悪者」とし、規制が進む方向に異論を唱えています。
とくに困っているのは引越し業務などを行う中小企業だとも。
そして記事後半では、何よりも日雇いが禁止されると困るのは従業員本人だと主張します。
90年代、企業も積極的に派遣を活用したけれども自ら進んで派遣という形態を選ぶ人もいたということを根拠に、与野党の規制への取り組みを「選挙目当て」と断じています。
【一言コメント】
ああ、典型的な経済界側の論理だなあ。
>「正社員になりたくてもなれない」「安定した雇用を保証されたい」という需要がある一方、「働く時間を自分で選びたい」「趣味の時間を優先させたい」という需要もあるのだ。
これ、規制緩和派がいつも用いる論理ですがやはり日雇い派遣に多くの問題があるというのは否定できないでしょう。
調子に乗って制度を悪用したのはグッドウィルなどの企業側です。
「正社員になれない」「安定した雇用を保証されたい」という切実な理由と、「趣味の時間を優先したい」というお気楽な理由を同列に論じることにも疑問を感じます。
そもそも派遣法が規制緩和された99年以前も単発バイトはあり、魅力的なバイトとして学生に人気でした。
日雇いというリスクを労働者側に負わせる以上、長期の仕事より日当が高いなどのメリットも提供してバランスをとっていたのがその頃の単発バイトでした。
規制強化されたとしても、単発の仕事に魅力を感じる人がいる以上、日雇いの仕事がまったく成り立たなくなるわけではないです。
ただ現在は本当は日雇いとは別の形態を望んでいる人までが、そういった形態を押し付けられているところに問題があります。
企業側がモラルやルールを守れないのであれば、規制が強化されたとしても自業自得です。
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